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2019.02.26
音楽コラム
リュート音楽
リュートは古代エジプト時代に発生し、中世からバロック期にかけて、ヨーロッパで流行した古典的な撥弦楽器です。ギターの祖先のような楽器です。ペルシアのウードが起源とみられています。
共鳴胴とこれについた棹にまたがって平行に弦が張られ、指ではじいて演奏します。胴はマンドリンのように丸く、弦数は12~13世紀には4本でしたが16世紀には古典的な複弦6コースのリュートが完成し、その後付加弦をもつ10~...
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2019.02.23
音楽コラム
世界ピアノ3大名器③
ベヒシュタインは1853年カール・ベヒシュタインによってベルリンで創業されました。創業150年以上の歴史がありますが、1929年世界恐慌で経営打撃を受け、第2次世界大戦で工場が破壊され、設計図や重要な資料などそのほとんどを失いました。
そのような苦難がありましたが、現在はZimmermann(ツィンメルマン)とW.Hoffmann(ホフマン)という2つのピアノメーカーを傘下に収め、「ベヒシュ...
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2019.02.19
音楽コラム
ナポリ楽派
17世紀末から18世紀にかけてナポリを中心におもにオペラで活躍した一連の作曲家のことをいいます。A.スカルラッティ、ペルコレージ、チマローザなどで、彼らはナポリだけでなくヨーロッパ各地でオペラ界の主導的地位を得ました。
彼らは、ベネチア楽派から受け継いでレチタティーボ(オペラ、オラトリオ、カンタータなどでアリアと相反する声楽様式で「叙唱」と言われる。アリアが旋律を主体としたものに対して、「語...
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2019.02.14
音楽コラム
ロココ音楽
ロココということばはフランス語のrocaille(小石や貝殻による装飾のこと)からうまれましたが、美術史では1730~1780年頃のフランスの細かい装飾のあるものをいいます。音楽でも装飾の多いものをロココ風の音楽といいます。
ロココ様式はドイツバロックにみられる壮大で立体的な音楽への反動として生まれました。チェンバロやクラヴィコード全盛期で現在のピアノのように音を長く持続できない為、装飾音符...
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2019.02.10
音楽コラム
ロココ芸術
そもそもロココとは、どういう意味があるのでしょうか。これは、フランス語のrocailleで小石や貝殻による装飾のことを意味します。
日本では江戸時代中頃、第8代将軍徳川𠮷宗の時代、フランスではルイ14世が絶対王政(王様が1人で国の政治を司ること)で政治をおこなっていました。ダンスが大好きで、若い頃に舞台で太陽の役を演じたことから、太陽王と呼ばれていました。有名なベルサイユ宮殿に代表されるよう...
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2019.02.07
音楽コラム
紡ぎ歌
紡ぎ歌はどんな作曲家が作曲したのでしょうか。まず、シューベルト作曲の「糸を紡ぐグレートヒェン」が挙げられます。これは、ゲーテの「ファウスト」に曲をつけたもので、ドイツリート(歌曲)の誕生といわれています。この歌詞は、愛するファウストと会えなくなったマルガレーテ(グレートヒェン)が悲嘆にくれる様子が彼女の立場から描写されています。
次にブルグミュラー18の練習曲の「紡ぎ歌」でしょうか。右手の3...
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2019.02.04
音楽コラム
糸紡ぎ
19世紀の作品のタイトルには、当時の職業を題材にした作品が多く残されています。当時は、女性が外に働きに出ることが、殆どありませんでした。従って、仕事は家の中の手仕事に限られていました。その中の1つが糸紡ぎです。
糸紡ぎの仕事は、王族や貴族などの上流階級の貴婦人の仕事ではありませんでした。市民階級(市民革命の担い手となって、封建制を打破し、近代民主主義社会をつくり上げ、経済的には、産業革命を推...
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2019.02.01
音楽コラム
ル クーペ ピアノのアルファベット
カワイ町田の研究会がありました。今回のテーマはル クーペのピアノのアルファベットでした。
作曲者フェリックス ル クーペ(1811~1887)は、フランスのピアニストでパリのコンセルバトアールでピアノ科教授として活躍している間に「ピアノコース」という曲集が作曲しましたが、ピアノのアルファベットOp.17はその中の1つです。その曲集には他にピアノの練習ラジリテOp.20やツェルニー40番への準...
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2019.01.28
音楽コラム
「かっこう」ダカン作曲
かっこうはダカンの作品の中でも特に愛されている上品で優雅な小品です。右手が16分音符で速くメロディを弾くのに対し、左手はかっこうの鳴き声を真似た音型を奏しているロンド形式です。全体的に滑らかに流れ動く中で、軽やかな感じがする、ダカンの描写風景がとても心惹かれる作品です。
このかっこうは、1735年パリで出版された「クラヴサン小品集第1巻」におさめらえている「第3組曲」の1曲目にあたります。又...
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2019.01.25
音楽コラム
世界ピアノ3大名器②
ベーゼンドルファー社は、1928年イグナッツ・ベーゼンドルファーにより、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、リストなど音楽史に名を残した作曲家を送り出した「音楽の都ウィーン」で創立されました。
創業者のイグナッツ・ベーゼンドルファーはウィーン生まれの職人で、19歳の時、オルガン奏者のヨーゼフ・ブロットマンに弟子入りし、弟子の中でも徳に優れていたといわれています。当初から良質で完成度の...
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