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音楽コラム Column

ル クーペ  ピアノのアルファベット

カワイ町田の研究会がありました。今回のテーマはル クーペのピアノのアルファベットでした。

作曲者フェリックス ル クーペ(1811~1887)は、フランスのピアニストでパリのコンセルバトアールでピアノ科教授として活躍している間に「ピアノコース」という曲集が作曲しましたが、ピアノのアルファベットOp.17はその中の1つです。その曲集には他にピアノの練習ラジリテOp.20やツェルニー40番への準備練習Op25も含まれています。

ピアノのアルファベットが他の曲集と違うところは、何といっても豊かな音楽表現が養えることです。メロディが美しく、素朴で味わいのある歌心が身につくと共に自然とテクニックが養える内容になっています。

今回は、AからLまでの曲を参加された先生方で1曲ずつ弾いて、アドバイスを頂く内容でした。私はAを弾きましたが、フレーズ感をきれいにつける練習方法は、まず1小節ごとに区切って弾き、次は2小節ごとにまとめること、頂点に向かってのクレッシェンド、そこからのディミヌェンドをつけること、左の和音はもっとふくらみをもって弾くことなどをアドバイスしていただきました。

 

 

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