アンジェイ・ヤシンスキ教授の講座がありました。ヤシンスキ教授はカトヴィエ音楽大学教授であり、第14、15、16回ショパン国際ピアノコンクール審査委員長でもあります。
世界最高峰ピアニストといわれている、クリスティアン・ツィマーマンを7歳からショパン国際ピアノコンクール優勝まで導いたことでも有名な先生です。
今回はポロネーズ、マズルカの世界を丁寧に細かくレクチャーして下さいました。新たな発見が幾つもあり、歴史のあるポロネーズ、マズルカの奥深さを感じた2時間でした。
ツィマーマンの教育法で大事にしたことは、耳を育てることで、インヴェンションを全調で弾かせたという話はとても驚きでした。
最後に、ピアノ学習で大切なことは、音楽がどうあるべきかを考えること、どういう風に弾くかを考えること、自分がどうプラクシスするかをプランニングすること、そしてどうしたらもっとベターに弾くかを追求することだと力説されていました。