音には色々な成分が含まれています。その成分の中に「倍音」があります。倍音とは基本となる音の周波数の倍の周波数を持つ音です。
例えばピアノで「ド」の音を鳴らした場合「ド」の波長の音のみならず、その等数倍、2倍、3倍、4倍、それ以上の音が同時に鳴っています。その等数倍の波長の音が、倍音です。100Hzの音があったとしたら、倍の200Hzの音が倍音です。これは、2倍の周波数の音です。3倍だと100Hzの3倍の周波数は、300Hzです。同様に4倍、5倍と続きます。
ところが弦の長さはどうでしょう。これは物理的なことですが、周波数が2倍になると、弦の長さは2分の1、周波数が3倍になると、弦の長さは3分の1になります。周波数が4倍、5倍になると、弦の長さは、4分の1、5分の1になります。