バグパイプは、空気を入れた風袋(バッグ)を押し出して、リードつきの管を通して音を出す楽器です。パイプで息を吹き込む「吹き込み式」と脇に抱えたふいごを肘で押して空気を送り込む「ふいご式」の2つの奏法があります。
旋律を演奏する主唱管(チャンター)の他に持続音を出す通奏管(ドローン)がつきます。このため演奏時には、主旋律の背景で持続音が鳴り続け、特別な雰囲気を醸し出します。
日本でも有名なスコットランドのバグパイプは、「グレート・ハイランド・バグパイプ」と呼ばれ、アイルランドやスコットランド移民の多い北米やオーストラリア、ニュージーランドでも盛んに演奏されます。