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音楽コラム Column

メトードローズ・ピアノ教則本

2022安川加寿子生誕100年記念事業、安川加寿子記念会、楽譜から読み取る第1歩、「メトードローズ」を使っての指導法講座を受講しました。安川加寿子先生は50年を超えるベストセラー「メトードローズピアノ教則本」「ピアノの練習ABC]「ピアノの練習ラジリテ」などを世に送り出した、ピアニスト、ピアノ教育者です。

これらは今もなお、日本のピアノ教育に影響を与え続けています。メトードローズはエルネスト・ヴァン・ド・ヴェルド氏が出版された教則本を安川加寿子先生が翻訳されたものです。

この本は、子供たちが少しずつ難しいところを克服しながら、無理なく知らず知らずのうちに上達して、演奏技術が上がるように書かれています。この教則本の特徴は、指番号を音(メロディ)と共に覚えていく内容になっていることです。予備練習と曲に分かれており、ドのポジションやソのポジションなどいろいろなポジションで指番号と同時に覚えていきます。

この本には昔からフランスで歌い継がれている童謡がたくさん散りばめられているので、こどもたちが歌いながら音と指番号を覚え、飽きることなく楽しく学習できる工夫がなされています。メトードローズの良さを再認識した講座でした。

 

 

 

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